今回の書評は
本田健著
「自分の才能の見つけ方」フォレスト出版
本田健さんの本は「ユダヤ人大富豪の教え」から10年以上前から読んでます。
「自分の才能ってなんだろうか?」「もしかしてないのかな?」といつも考えます。
才能は息するくらいに当たり前にできることだったりするので
自分では当たり前すぎて気づかないのです。
だから、才能はないと思ってしまうのです。
しかし、自分の才能を使ってこそ自分を活かすことができると思っています。
そして才能があるならば、その才能で人に貢献をしたいのです。
では、本田健さんの著書「自分の才能の見つけ方」から
才能を見つけるポイントを書いていきたいと思います。
◆自分の人生、才能を活かしたい
自分の才能を使って生きるかどうかは、あなたの人生の幸せ、豊かさに大きく影響します。これから一生の間、ずっとワクワクしながらいくのか、つまらないなぁと思って生きるのか、あなたはどちらがいいですか?(本文から抜粋)
本書の「おわりに」の言葉です。
まさにこれにつきると思います。
しかし、「才能」がわかっていないとなにかしらのフラストレーションを抱えてしまいます。
安定にしがみついていると、人生が退屈なものになります。
そして、退屈になると、人は、不平不満を言いがちです。(本文から抜粋)
不平不満、妬み、嫉み、足の引っ張り合いはすべてここに通じるものだと思います。
安定にしがみついているのは自分自身なのに
才能を自らみつけて輝いている人を
妬み足を引っ張る行為は
自分自身の才能をみつけて活かしきっていない「自分には才能がない」という不満があるからでしょう。
◆才能とはなんなのか?
才能と考えた時に、テレビで活躍している人や、プロスポーツ選手や、その道のプロをイメージしてしまいがちです。
その人達をイメージしてしまうと「自分には才能ない・・・」なんてネガティブになってしまいますよね。
しかし、本書では「才能は心で感じるもの」であって
誰にでも才能はあると書いてあります。
では、才能を見つけるヒントととなる「才能」とは?
どんなものでしょうか?
心がワクワクすることは、あなたの採納
才能とは、ちょっと時間があったらやってしまうこと
才能とは、自然と上手にできること
才能とは、自分が誇らしく感じること
才能とは、インスピレーション
才能とは、その人の愛の表現
才能とは、人に喜ばれ、人の役に立つこと
才能とは、温泉のように人を癒すもの
才能とは、人を感動させ、楽しませるもの
才能とは、人の神経を逆なでするもの
才能とは、苦しい体験から見つかるもの
才能とは、人生の目的(本文から抜粋)
「自分はどうだろう?」と考えながらひとつひとつ読みすすめました。
◆才能はネガティブな方向にある
よく、小さい頃夢中になったことや、わくわくすること、楽しいと思うことが才能ですと言われますがネガティブな方向にもあり、気づきやすいのです。
どんな状態の時かあげられていましたが、印象に残ったものをあげてみました。
才能は、叱られたことの周辺にある
才能は、落ち込んだときに見つかる
才能は、嫉妬が出たときに見つかる
(本文から抜粋)
小学生、中学生の頃、怒られることはあまりなかったですが
親を心配させたのは、いつも違う道を帰ってくるところでした。
毎日同じ道は飽きるのです。
「なんとなくこっち」という感覚で家に帰ってきていました。
落ち込んだ時は、人から「イベントページを書いてほしい」と頼まれて書いたときです。
書いたのはいいのですが、書いた後に他の人に直してもらっていました。
だったら、その人に頼めばよかったのではないか?と私は激怒しその後落ち込みました。
ミュージカル「ブッダ」を見に行った時に何十年も前にブッダを書いた手塚治虫のすごさと
心を震わせるくらい感動をさせる内容に嫉妬しました。
1つ1つ考えて行くと「自分の才能はこれかもしれない」と言うのがわかってきますね。
◆無意識の抵抗が才能が育つことを阻害する
才能を開発しようとするとき、必ず障害になるのが、無意識の抵抗です。(本文から抜粋)
やりたいけど、「そのうち」といって何十年もたっている状態ですね。
その時、「やっぱり自分には才能がない」と思いがちですが実は違く「逆にやりたいエネルギーがありすぎる」のだという事を本書に書かれています。
以下の6つが無意識の抵抗です。
知っていると「やっぱり自分には才能がない」と思わなくていいのです。
①どうせ自分なんか・・・・
②好きなのに、楽しくやれない
③やりたいことが、面倒くさくなる
④お金と時間をかける意味が見えなくなる
⑤過去のトラウマがよみがえる
◆まとめ
才能を見つけるプロセスでも、「これか!」という期待と同時に、「また、ダメだった」という失望も同じ数だけやってきます。(本文から抜粋)
つまり、何度も何度もチャレンジして、そこからみつけることができるのだということ。
そんな自分自身を応援してくれる人、
自分を信じてくれる人がいることが
才能をみつけることには大事だということがわかりました。
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