この本を手に取ったきっかけは
私自身が孤独を感じていたからです。
組織に属したくない自分と、その反面、居場所がないような感覚
けれど、ちょうどその頃、影でいろんな噂をばらまかれたということもあり
人とかかわることが怖く感じていたころでした。
しかし、だからと言って私は引き下がらない。
引き下がったら負けだと思ったその時に手にした本です。
金川顕教著
「ひとりでも、君は生きていける。」(学研プラス)
今回はこの本から、納得し勇気づけられた孤独を感じない考え方を書きたいと思います。
この記事の内容
◆ひとりは怖くないし、孤独を感じなくてもいい
「ひとり」とは、ひと言でいえば、「自立した個人」であること。
主体的に人生を切り開いていけるマインドセットのことです。(本文から抜粋)
著者の金川顕教さんは
自由になる時間とお金、やりたいことだけをやるために
大企業を辞め「ひとり」で働きはじめたそうです。
その戦略は「ひとり」を貫く「ひとり戦略」
「みんなと一緒」では、「みんなと一緒の自分」にしかなれないのです。(本文から抜粋)
◆ひとりであることの喜びは
ひとりなら、やりたいことができる。
やりたいことができるのが真の幸せ。(本文から抜粋)
幸せってなんだろうかと考えたときに
人それぞれ価値観が違うからそこには答えはないと思います。
お金があれば幸せという人もいれば
有名になって幸せという人もいる
家族と一緒にいることが幸せという人もいるでしょう。
著者の金川顕教さんは「自分がやりたいこと思ったことをやれるのが幸せ」と言っています。
まずは、自分自身と向き合って、本当にやりたいことをやって、高みを目指す。それによりはじめて、自分だけにしかない能力を身につけられるのだと思います。(本文から抜粋)
上記のことを考えるとやはり「ひとり」の方が動きやすいのです。
なぜなら、誰かと一緒だとやりたいことに対して応援してくれる人ばかりではないということ。
そして、その誰かと比べて嫉妬、妬み、自己否定をしてしまう。
そんなことに時間を割いている暇はないのです。
まずは自分自身と向き合って、本当にやりたいことをやる。
その次の段階で仲間と喜びを分かち合うという幸せがやってくるのだと私は思います。
◆まわりと同じであろうとすることに意味はない
「周りと同じこと」に意味はない。
「ひとりでも平気」という軸があると、人に人生を左右されない。
(本文から抜粋)
SNSが発達してきたことにより人とのつながりを求めている人が多いと感じるこの頃。
しかしながら、
私はSNSがなかった時代、スマホがなかった時代が恋しくて仕方ないのです。
便利になったものの
人と比べてしまう自分がいました。
「同じ」でないと不安になったり。
ない頃に比べて格段に自己肯定感は低くなっていると思います。
誰かと一緒にいてもそうです。
違う自分を責めてしまう。
けど、それでいいのだと思いたいですね。
◆ひとり戦略で使える時間の確保する
群れから出て「使える時間」を倍増させる。(本文から抜粋)
やりたいことを夢中でやっているのですから、さびしさなど感じている時間はありません(本文から抜粋)
さびしさを感じている間は夢中でやっていないことになるのかもしれません。
私はブログを書くことが好きで、
SNSもなるべく見ないでその時間をブログを書く時間にしていたりもします。
けっこう集中して書きますし、
なにかをしている時も「あー、ブログ書きたい」とか思う方ですが
さみしさを感じることもあるので、まだまだかなぁと思います。
◆ひとりでいることにより自分の価値観を確認する
別に人と同じ価値観を持たなくてもいい。
周囲と合わなくても、ひとりでいれば、自分の価値観の中で生きられる。
そのほうが、人生はかなり楽しめます。(本文から抜粋)
たくさんの人に囲まれていると
しっかりしていないと自分の価値観がブレてきます。
そのうえほんとの自分の気持ちもわからなくなってしまったり。
ひとり戦略により自分に正直に自分の価値観で生きることができるので楽しめるのですね。
◆まわりの反応で孤独を感じる必要はない
周りから好かれようとするな。むしろ嫌われろ。(本文から抜粋)
みんなに好かれようと思うと辛くなります。
しかし、嫌われてもいいと思うと楽なんですよね。
私もみんなから好かれようと思ってないのです。
私のことを好きな人だけいればいいと思っています。
◆著者 金川顕教さんの個性診断
では、著者の金川顕教さんの個性を個性心理學でみてみました。
本質 華やかなこじか(宝石×風)
表面 狼
意志 狼(好感のもたれる狼:大地×風)
レール リアリティ(大地)
生年月日を検索すると年齢詐称疑惑があがっていましたが検索であがっていた生年月日で診断しました。
まず「ひとり戦略」はいかにも狼らしいなというところです。
狼は一人の時間大事、放っておいてほしいタイプになります。
ただ、本質はこじかです。
こじかは甘えん坊です。
幼い頃の家族環境からもしかしたら「甘え」を排除したのではないかなと思いました。
ただ、文章のはしばしがとても優しさを感じる部分もあり、そこにこじからしさが出ているなと感じました。
そして、大地、宝石をお持ちです。
コツコツとやれる人です。
そしてキャリアやスキルも人脈も地道にしかし確実に蓄えるタイプです。
そして、妥協しない真面目な人ですね。
努力=自分磨きと思えるタイプです。
個性心理學では、成功法則は個性が違うように
人それぞれ違うと言っています。
なので、自分の個性と同じ人の本で成功法則を学ぶことが一番だったりもします。
◆まとめ
ネットを見ると批判が多いようでした。
有名税みたいなものでしょうか。
しかし、私自身は納得したし、勇気をもらえた本でした。
どこにも属さずひとりでやりたい。
しかし、ひとりはひとりでも「ひとり戦略」としてやって行く
「みんな」を強要されると辛くなる人にはとてもおススメな本です。