今回、ご紹介する本は
「あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問」
ひすいこたろう著/Discover
またしても、ひすいこたろうさんの本です。
かなり好きです。
ひすいこたろうさんの文章の本質はとても深くいけれど
それを感じさせない軽やかな文章でいっきに読み終わります。
しかし、心の奥底にはしっかり伝わっている・・・・そんな本です。
この記事の内容
◆「あした死ぬかもよ?」こんな人におススメです。
「死」は誰にでもある避けて通れないことなので
いろんな人におススメしたいですがしいて言うならば・・・
・ほんとはやりたくないことをやっている人
・人生をもう一度やりなおしたい人
・夢がない人
・死ぬ前に後悔したくない人
こんな人におススメです。
◆たった一度の人生、後悔なく死ぬための4つの質問
①どんな制限を自分にかけているだろうか?
人と違ったっていいんだよ。
恥をかいて人に笑われてもいいんだよ。
もっと自分に素直に、ありのままに生きていいんだよ。
すべての人と仲良くできなくたっていいんだよ。
大好きな人に「大好き」って伝えてもいいんだよ。
自分の意見を主張してもいいんだよ。
弱い自分を見せたっていいんだよ。
嫌なことは断ってもいいんだよ。
人に助けを求めたっていいんだよ。
もっと豊かになってもいいんだよ。
楽しいことを優先したっていいんだよ。
幸せになってもいいんだよ。
自分を好きになって、もっと自分を信頼してあげてもいいんだよ。
生きたいように生きていいんだよ。(本文から抜粋)
この上の言葉を声に出して読んだ時、心にひっかかる言葉はあったでしょうか?
その言葉が自分で自分にかけている「制限」で、それが自分自身の自由をなくしている状態なのだそうです。
私は「すべての人と仲良くできなくたっていいんだよ。」でした。
どうしても人の顔色をうかがうというか雰囲気でいろいろなことを察するので
人疲れがすごいのです。
「私のことを好きな人だけが側にいてくれたらいい」
そんなことを思いつつも気にしてるんですよね。
②死ぬ前にやりたいことリスト10は?
10個もあがるのだろうか?と自分のをあげてみたら
実はけっこう少なかったです。
「やりたいことをやってきた人」は少なく。
逆に「自分を押し殺してきた人」は「やりたいこと」を思いつくことさえもないのかもしれません。
だからこそ①の質問があるのだろうなと思われます。
③あなたが生きることで幸せになる人はいますか?
「使命」とは、その「命」を誰かのために「使」うということです。(本文から抜粋)
「なんのために?」が定まると人って強くブレなくなります。
どうしても私にはむいてないだろうことがあり、しかし、やらなければいけない。
そんな時は
「なんのためにやるのか?」
「やったときに喜ぶ人はいるのか?」
その「喜ぶ人達の笑顔」をイメージしながらやりとげたことがあります。
何度も何度も辞めようと思ったことでしたが
誰かの幸せを思ったらがんばれる自分がいました。
④誰になろうとしてるんですか?
「死を見ない」というのは「ありのままを見ない」ということです。
「自分の嫌いなところを見ない」という生き方です。
それでは自分に素直になれるわけがない。(本文から抜粋)
自分の嫌いな部分と向き合うと、そこを活かすことができたりもします。
嫌いな部分を見て見ぬふりをするというのは、臭い物に蓋をしている状態です。
それは、ほんとの自分と向き合ったとは言えない状態です。
実はほんとは、蓋をした臭い物のなかに
ほんとはすごい自分が隠れていたりするんですよね。
◆たった一度の人生、自分の人生、後悔なく生ききる
私のお仕事の理念が
「どう活きる?どう生きる?どう逝きたい?」
「どう逝くのかとは、どう生きるのかということ」
「命と向き合うことは、自分自身と向き合う事」
そう思うのは家族親戚がみんな短命で30代40代で亡くなっていく人達をみてきて
「50歳まで生きたら長生きした」と生きることをあきらめていたからこそ出た言葉です。
しかし、ずっと死ぬことが怖かった。
そして、
「なぜこんなにも辛い思いをしながらも生きなければいけないのか?」
「なぜ自分は生まれてきたのか?」
それを自問自答する日々でした。
死ぬ覚悟ができて初めて人は自由になる。(英語のことわざ)
(本文から抜粋)
そう、自由ではなかったのです。
しかし、よくよく考えると、死ぬということは
「先々の心配がない」ということで。
これはこれでいいのかもしれないと受け入れた瞬間に心が軽くなり涙が溢れました。
◆人生は冒険だ!
90%の人は90歳を超えて人生を振り返ったときに、「もっと冒険しておけばよかった」と思う。(本文から抜粋)
自分が死ぬ時をイメージしてみる。
「楽しかったー!」と言って死にたいと思うんです。
この本は、日々忙しくて忘れがちなことを思い出させてくれる本です。